(鉄筆)2学期は校内研修会の……

2学期は校内研修会の季節でもある。各学校では新学習指導要領による教育課程の編成や授業改善に向けての取り組みが進んでおり、テーマは主体的・対話的で深い学びが多い。告示段階で話題となったアクティブ・ラーニングという用語が教員に印象強く残っているようだ。

書店で新学習指導要領の売れ行きを尋ねた。「学習指導要領」そのものの売れ行きはあまりよくないが、各教科の「解説」は幾分動きがあるという。教科指導の改善には関心があっても、改訂の理念や学校の教育課程の在り方を新学習指導要領から読み取ろうとする動きは感じられない。

なぜ、主体的・対話的で深い学びに取り組むのか、教師は「総則」から、その真意を読み取らなければならない。小中高校共に総則に1項を設け、主体的・対話的で深い学びの狙いや方法を示している。各教科の解説では、主体的・対話的で深い学びは、単に「授業の方法や技術の改善のみを意図するものではない」と明示している。

三つの柱で示された資質・能力をバランスよく育むために「主体的な学び」「対話的な学び」「深い学び」の視点で授業の質的改善に取り組むことが重要だ。そうした学びを実現する学習活動は、児童生徒一人一人の学校生活の充実を図る上で欠かせない。学習活動の充実ばかりでなく、いじめ問題への対処にも関わる。

主体的・対話的で深い学びの実現により児童生徒は自己の存在を実感し、よりよい人間関係を生み出し、自己実現にも結び付け、学習指導と生徒指導の両面の充実が可能となる。