発明家になった女の子 マッティ

19世紀に活躍した女性発明家マッティこと、マーガレット・E・ナイトの伝記絵本。紙袋や窓のサッシなど90を超える独創的な発明をした彼女の人生を通して、困難に立ち向かい自分らしく生きる強さを描く。

エミリー・アーノルド・マッカリー 著/宮坂宏美 訳
光村教育図書
1400円+税

舞台は産業革命直後の米国。女性の発明家はまだ珍しく、女性に活躍の場が与えられる機会はほとんどなかった。

そんな時代に世間の偏見に惑わされることなく、情熱を持ち発明と向き合うマッティの姿は、子供たちの心に勇気を与えるだろう。

新しいアイデアを生み出し、とことん調べ、具体化し、工夫を重ね、粘り強くやり遂げる。マッティを突き動かしていたのは、目の前の人を助けたい、便利にしてあげたいという愛と探究心。

彼女が持つ、好きなことを見つけ、それを突き詰める力は、子供が大人になる過程で身に付けたい能力のひとつだろう。