火山はめざめる

火山が多い日本。うまく付き合っていくためには、火山がどうしてできるのか、なぜ噴火するのか、そのメカニズムを知ることが第一歩だ。

はぎわらふぐ 作/早川由紀夫 監修
福音館書店
1500円+税

本書は地質学の第一人者である早川由紀夫氏を監修者に迎え、過去に何度も噴火した浅間山を舞台に、地質学や歴史学の視点から火山の仕組みを読み解く絵本。

現代から2万5000年前までさかのぼり、時代と共に変容する火山の表情と周辺に生きる人々の姿を描く。ドンと黒い煙を立てる爆発、火口から吹き上がる噴煙、周りの生き物や植物を飲み込む溶岩――。

同じ火山でも、噴火の様式や大きさは毎回違う。それらの姿を臨場感あふれるイラストで表現する。

巻末には丁寧な用語解説と浅間山の噴火年表を収録。子供の理解を深める助けになる。自然の不思議や壮大さ、恐ろしさを知るきっかけになるはずだ。