こども六法

小学生の頃に知識があれば、自分で自分の身を守れたかもしれない。それが、いじめを経験した著者が『こども六法』を制作した原点であったという。本家『六法全書』の六法のうち、子供になじみの薄い商法に代えて、身近な少年法といじめ防止対策推進法を取り上げている。このことからも、著者の思いがくみ取れる。

見開きごとに描かれたユーモラスなイラストには、条文で想定されたトラブルなどが、子供の身の回りでも起こっている様子が描かれている。漢字には読み仮名が振られ、各条文の内容もかみ砕いて解説されており、まさに子供のための法律解説書である。法教育の教材として適しているのはもちろん、大人が読んでも、新しい発見が隠れているに違いない。

「法律を知っていればいじめや虐待は解決できる」というのは理想論にすぎない。……

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