(鉄筆)改訂学習指導要領による……

改訂学習指導要領による教科書の作成が進み、小学校では各地区の採択の手続きが終了した。新しい教科書は、「社会に開かれた教育課程」を理念とする学習指導要領にのっとっており、従来の教科書観からは大きく変わっている。特に「主体的・対話的で深い学び」を実現する学習活動を取り入れようと、各社共に大変な努力をしている様子がうかがえる。

「主体的・対話的で深い学び」を実現するためには学力観、学習指導観の転換を必要とする。教科指導の在り方を見直し授業の質的改善を図るには、教師一人一人の努力とともに校内だけではなく学校外から適切な情報を取り入れなくてはならない。教科書と同時に改訂された各種補助教材の新しい情報の検討も必要だ。

次年度の教育課程の編成体制を整える時期に来ている。教科書や各種の教材会社の営業担当者に学校訪問した際の様子を聞くと、どのように工夫改善されているかという情報を積極的に聞こうとする学校もあれば、営業が校内に立ち入ることさえ拒む学校もあるらしい。

今後は学校教育が地域に開かれ、外の関係者からもさまざまな情報を得て学校教育の質的改善に取り組まなくてはならない。改訂学習指導要領の「前文」には「学校教育を通してよりよい社会を創るという理念を学校と社会とが共有し」とある。

子供たちの学習活動をより充実させるためには教科書やその他の教材に関する情報への適切な対応が必要である。教員と出版・販売関係者との意見交流を大切にする学校運営が求められる。