(鉄筆)ラクビーのワールドカップが……

ラクビーのワールドカップが終わった。国中が盛り上がり感動に酔いしれた2カ月間だった。「桜ジャパン」初のベスト8進出は驚きであったが、ジョセフヘッドコーチはその力を信じていたと言う。

この間に多くの名言やキーワードに触れた。「4年に一度じゃない。一生に一度だ。」は大会のキャッチコピー。今後は4年に一度この感激を味わえる気がする。「ワンチーム」は日本チームの姿を象徴していた。いつも一つになって動くチームの姿を随所に見た。「ビクトリーロード」は補助に回った選手が作った『カントリーロード』の替え歌。全員が輪になり一つになって大合唱していた。

「自分たちのプレーを信じること、諦めないこと」はジョセフコーチの言葉。氏は選手の「レジリエンス」(復活力)を鍛え最後まで戦える力を付けさせた。「練習は裏切らない」の言葉通り、猛烈な練習を続けた4年間が選手を鍛え育て、結果が後から付いてきた。

改めて知った「ノーサイド」の意味。厳しい戦いの後は敵味方なくたたえ合い握手し抱き合っている姿がなぜかうれしかった。他にも多くの逸話が残された。

自国・他国の国歌を大切にすること。桜ジャパンは「君が代」の意味を学習し、「さざれ石」を見学した。外国チームのホストタウンでは市民が国歌を覚え、選手と共に斉唱した。試合終了後の「おじき」が応援への感謝の印として外国のチームに広がった。試合が中止になったカナダチームが浸水被害地のボランティアに駆けつけた。多くの伝説が生まれた大会だった。4年後が待ち遠しい。