(円卓)岐路に立つ英語教育

東京大学名誉教授 市川 伸一





英語教育には多くの方法論がある中で、わが国では1990年代が大きな転換期となった。

「中高大と10年間学んでも、英語を話せるようにならない」という批判から、口頭によるコミュニケーションと使用場面の重視という方向にかじを切ったのである。

実際、このとき教科書の構成や内容も大きく変化した。……

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