(円卓)「パペットとの会話」でいじめ対策

メンタルトレーナー 加藤 史子

 激辛カレーを無理やり食べさせるなど教員間のいじめ問題が明るみに出て、いじめは子供たちだけではなく教員間でも行われていることが明らかになりました。声を上げられずに苦しんでいる人は、他にもいるのだと思います。いじめられている人は人に相談できない方が多く、人に言ったとしても解決できないことも多いのです。

自分がいじめられたらどうしますか。自分の目の前にいじめに苦しんでいる子供がいたらどうしますか。いじめも含め悩んだときにどうすればいいのかという解決策の導き出し方を手渡していますか。いじめに限らず、不登校や学業不振などさまざまな悩みにも妙案を見つけられる方法があります。

質問を自分にするだけでも効果がありますが、私はあえてパペット(操り人形)を使っています。パペットに質問し、パペットが答える方法を勧めています。その手法によって自分の問題を客観的に扱えることができるからです。

自分の問題だと客観性を失ってなかなか解決策が出てこなくなるものですが、パペットを使うだけで客観的な視野で問題を認識できるようになり、納得のいく答えを導き出しやすくなります。

①解決したい問題を決める

②その問題に対して「本当はどうしたいの」とパペットに質問する

③「本当に望む結果に近づくために今とは違う何ができるの」とパペットに質問しながら、3つ以上の方法を導き出す

④3つ以上の方法が見つけられたら、それらの方法を行動に移しているところをイメージしながら、どれがうまくいきそうかと考えて実践する方法を選ぶ。もしも全てがうまくいきそうに思えない場合は、また3つ以上の方法を見つけるところからやってみて、これならいいと思える方法が1つ以上見つかるまで繰り返す

⑤選んだ方法を活用すると未来をどのように変えていけるのかイメージする

頭の中で考えているだけでは堂々巡りして妙案が見つけられないときでも、この一連の流れで問題解決の方法を見つけられます。

誰でも悩みますが、納得のいく答えを短時間で見つけられると思います。拙著『どんな悩みも5分で解決! 人生が変わる! 問題解決の質問術』(ごきげんビジネス出版)を参考にしてくださると幸いです。