(鉄筆)東京都国立市立国立第二小学校の……

東京都国立市立国立第二小学校の防災教育の取り組みが目を引いた。土曜半日の学校公開の内容を、全面的に防災教育にしていた。

目的は三つ。「災害に備え、市役所や消防署と地域の人々が協力して取り組んでいることや身近な地域の防災の活動について学習し、自分たちができることを考える」「災害により引き起こされる危険を予測し、災害時には自ら危険を回避する行動ができるようにする」「災害に備え、地域で行われている防災訓練について子供たちや保護者に知らせ、地域ぐるみの防災を進めるきっかけとする」。

2・3時間目の授業内容は以下の通り。1・2年生は「DVD視聴、煙体験、起震車体験、避難所体験、三角巾」。3年生は「初期消火、防災クイズ」。4年生は「通報訓練、避難所体験、初期消火」。5年生は「ヘルプカード、炊き出し説明、担架搬送、ロープ結索」。6年生は「手話体験、備品紹介、AED体験」。これらを教室、校庭、体育館、特別教室、昇降口などで地域の協力を得て全面展開する。

特筆すべきは、4時間目に前述の各種訓練を保護者が体験する点だ。災害時に避難所となる体育館では「避難所受付訓練」も実施する。これらを別々に行っていたのでは協力・連携の態勢がつくれないことから、土曜日の学校公開で一括一斉に昨年から実施している。

こうした取り組みは年1回であっても卒業までに6回積み上げられる。各教科の学習とも関連させ指導を積み上げている。実施後、防災に関して親子で会話したとの報告が多かったという。見習う点が多く参考にしたい。