(鉄筆)今年の「新語・流行語大賞」……

今年の「新語・流行語大賞」年間大賞に、ラグビーワールドカップ日本代表のチームスローガン「ONE TEAM」(ワンチーム)が選ばれた。優勝候補のアイルランドや強敵スコットランドを破り、グループリーグ4連勝で念願の8強入りを果たす活躍に日本中が沸き立ったことは記憶に新しい。

チームスローガンONE TEAMには、外国人、若い選手、ベテランが一つになって、チームの勝利に向けて戦う意が込められている。まさに一丸となって戦う姿は、ONE TEAMとして面目躍如たるものがあり、大きな感動を覚えた。同時に、31人の選手一人一人も、チームの一員としての手応え、誇りや絆の強さを肌で感じ、大きな喜びを得たに違いない。

私事だが、国の指定を受け研究発表をした20年前の仲間と、旧交を温めるべく年一回集まる。当時新採だった教員も既に中堅となり、校長を最後に退職した者もいる。話は決まって、当時の苦労話と、できればもう一度、みんなが一体となって「やった!」と手応えを感じられる研究をしてみたいということになる。

現職校長によれば、そうした一体感のある学校は、年々少なくなりつつあるという。しかし、同僚性の高い学校風土が、教師としての手応えや誇り、喜びを感じさせるのであれば、ONE TEAMの日本代表には及ぶべくもないが、教職員一丸となって課題に取り組む学校づくりが必要である。「チーム学校」が求められる中、個々の連携と絆を強め、一体感のある学校づくりを積極的に進めてほしいものと思う。