教育方法とカリキュラム・マネジメント

主体的・対話的で深い学びの充実、ICTの活用、いじめや不登校といった解決困難な問題への対応。学校教育の第一線に立つ現場教員は、常に多種多様な課題への対応を迫られている。

高橋純 編著
学文社
2300円+税

本書は、こうした現代的な教育課題に対応できる専門性と指導力を備えた教員の育成を目指す「教師のための教育学シリーズ」の第7巻。

構成は▽教育の方法▽教育の技術▽教育課程の意義▽教育課程の編成の方法▽カリキュラム・マネジメント▽指導計画や学習指導案作成の実際――の6部。執筆に当たったのは、大学の研究者をはじめ、文科省初中局の調査官や教員経験者など、いずれも新学習指導要領に精通し、理論と実践の両面から学校教育に深く関わる面々だ。

例えば「教育課程の編成の方法」では、教科横断型授業について、導入の狙いや育成が期待される資質・能力といった基本的な内容から詳しく説明。「食育」を例に、教科・領域を横断した望ましい指導の在り方を分かりやすく示す。

編著者の高橋純・東京学芸大学准教授は「学校教育に関する知識を教育学の理論や知見に基づいて分かりやすく解説した」と述べる。

新時代の学びに対応し、少しでも良い授業を目指して日々研究と修養を重ねる現場教員に薦めたい。