(鉄筆)ベーゴマ遊びに興じ、チャンバラごっこで……

ベーゴマ遊びに興じ、チャンバラごっこで路地を飛び回る子供たち。石蹴りを楽しみ、紙芝居に群がり真剣な表情で見入る子供たち。生き生きと遊ぶ子供たちの存在感のある姿を土門拳の写真集『昭和のこども』(小学館)で見ながら、懐かしい子供時代を思い出した。

群れて遊ぶ子供たちの姿が消えて久しい。2010年の調査であるが、家の中で同級生3~5人と「携帯型ゲーム」で遊ぶことが多いという(さわやか福祉財団「子どもの遊びについてのアンケート」)。いま、子供たちは、遊ぶ時間も遊び場も、友人の数も減少し、遊び疲れるまで駆け回るという本来の遊びができなくなってしまったようだ。

一方、昭和世代の人間は「よく学びよく遊べ」と当然のように言われ、休み時間も放課後も外で思い切り体を動かし遊ぶことが奨励された。……

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