情報モラルの授業2.0

 昨今の誘拐事件やいじめの事例など、スマートフォンやSNSの事件・トラブルは後を絶たない。小学生でもスマホ利用が当たり前となった今、もはや「使ってはいけない」と一方的に禁止する情報モラル教育は時代錯誤となっている。

 児童生徒1人につき1台の学習者用端末導入やその環境整備を一気に進めるGIGAスクール構想により、今後、学校の教育活動でインターネットの利活用は日常的になる。これを踏まえても、利便性の裏にある危険性や問題点を知った上で、状況に応じて適切に使いこなし、情報社会をサバイブする力を子供たちが持つ必要がある。

 取り上げられている8つの授業実践事例には、SNSのグループの適切なつくり方や自分自身のスマホの使い方を客観的に見直すスマホ利用調査など、発達段階に応じて子供の判断力を育てたり、対話によって思考を深めたりする情報モラル教育が展開されている。……

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