(鉄筆)古い資料を整理して……

古い資料を整理していたら、ある雑誌の付録で、1901(明治34)年1月2・3日付報知新聞の復元コピーが出てきた。その中に、二十世紀を予言する記事があり、二十ばかり予言が書かれた中に「人と獣(けもの)との会話自在」というのがあった。

「獣語の研究進歩して小学校に獣語科あり人と犬猫猿とは自由に対話することを得るに至り…」とある。何とも荒唐無稽な予言だが、昔話「聞き耳頭巾」を出すまでもなく、言葉が通じない生き物との自由自在な会話は、昔から大きな夢だったのだろう。

そんな折、サイ・モンゴメリー著『動物たちが教えてくれた「良い生き物」になる方法』(河出書房新社)を読んだ。……

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