(円卓)間伐材とESD・SDGs

中部大学教授 宮川 秀俊



わが国の森林面積は国土面積の3分の2で、自然林は6割、人工林は4割である。人工林の樹木は、戦後、全国の山々に植えられたスギ、ヒノキ、カラマツなどで、その半数が一般的な主伐期である樹齢50年を超えている。

周知のように、人工林を育て、主伐材を得るには下刈り・除伐・間伐の実施が必須であるが、特に間伐材については、林業の生産性、人材の育成、産出木材の利用、輸入木材との競争などの諸課題がある。これに多くの関係者が取り組んでいるものの、長年にわたる問題として存在している。

このような背景のもとで、2005年に日本国際博覧会(愛称:愛・地球博)が愛知県で6カ月間開催された。……

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