(鉄筆)緊急事態宣言発出以来……

緊急事態宣言発出以来、国は国民に外出自粛を呼び掛けるとともに企業に対して休業要請を行っている。

その中でマスコミの注目を集めたのがパチンコ店である。開業するパチンコ店に入店する客の「開いているから入る」という声を聞いて気になったのがいわゆる「ギャンブル依存症」のことだ。国の調査では国内に70万人いるといわれているギャンブル依存症患者だが、その中で常にトップの業種がパチンコである

ギャンブル依存症に似た症状が「ゲーム依存症」である。若年層に多く、2017年の厚生労働省の調査によれば、インターネット依存症と考えられる中高生が5年前の調査よりもおよそ倍増の93万人になったという。

多くの自治体で学校の休校期間が延長された。子供が家に引きこもる状況が続き、ゲームにのめり込む条件がよりそろいつつある。
ゲーム依存による弊害は、体力や骨密度の低下、睡眠障害、感情のコントロールができない「キレる」状態やうつ状態などだ。不登校の原因の一つとも言われている。

外出自粛はオールジャパンで取り組まなければならない課題だ。一方で弱者である子供を守る環境は今の日本では脆弱(ぜいじゃく)と言わざるを得ない。

家庭での子供の生活をいかに充実させるか。ルール作りはもとより読書活動も有効な手段だ。しかし、保護者や学校の指導も限界に来ている。めどの立たない学校再開。オンライン授業環境には程遠い学校のICT事情。その日の生活も大切だが、未来ある子供たちを無視してよいわけがない。

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