(鉄筆)臨時休校が続く中、……

臨時休校が続く中、子供が自転車や徒歩で移動中の事故で死亡や大けがした件が報道されていた。3月中に交通事故で死亡した14歳以下の子供は6人で、前年同期より4人増えたという(警察庁)。

「急に休みに入り、事故に気を付けようと子供たちに話す機会がなかった」と教育委員会の話。話すだけではだめ、聞いたことは忘れる。実際に交通安全の体験的な学習が必要なのだ。

警察署交通課係員に指導してもらい、自転車の安全な乗り方や安全の気の配り方を体験して学習する。事故が起こる怖い様子を目の当たりにする。自転車店の人に自転車の安全点検を指導してもらう。やってみて学んだことが理解され身に付く。

かつてはほとんどの学校でこうした交通安全教室を計画し校庭に道路を再現して体験学習していた。最近では、授業時数の削減による学校行事の精選のあおりを受けて教室での指導で済ませてしまっている例が多いと聞く。これでは自分の身は自分で守る力は十分に育たない。

また、交通ルールを守らない人が増えている。交通ルールがあることすら知らない人が多いことを、街を歩いていると実感する。

交通安全の力は自分だけではなく他者の命も守る重要な能力だ。子供の命が失われてから指導しておけばよかったと言うのは教育のプロではない。そうならないような交通安全の指導を体験して身をもって学ぶことが重要なのだ。何よりも命を大切にする教育を第一に据えるべきだろう。

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