ぼくの帰る場所

イギリスの児童文学作家が描く、優しい両親と共にロンドンで暮らす11歳の少年AJを主人公とした物語の翻訳本。

S・E・デュラント 著
すずき出版
1600円+税

AJには他の中学生と違うところがあり、1つは足が非常に速いこと。もう1つは、両親が学習障害を持っていてお金の管理などがうまくできないこと。家計のことは全て信頼する祖父が面倒を見ていてくれたところ、祖父の突然の死をもってAJの生活が一変してしまう。

「学習障害のある両親と引き離され、施設に入れられるのでは?」と悩むAJは、光熱費の支払いが滞っても誰にも相談せず、自分で何とかしようと奮闘する。

弱音を吐かず立ち向かうものの、まだ中学生。なかなかうまくいかない。全ては大切な両親を守るため。ひたむきなAJの行動に、遠い昔の自分自身を思い出しつつ、思わずエールを送りたくなる。

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