「いただきます」を考える 大切なごはんと田んぼの話

生源寺眞一 著
少年写真新聞社
1600円+税

最初の見開きページから、諸外国よりも日本の食料自給率の低さを示すグラフが記載されており、毎日の食事が当たり前ではないことに気付かされる。

「食」というキャッチなテーマから議論が展開されるため、「輸入する品物に、一定の税金の支払いを求めることも少なくないのです。これを関税といいます」「経済の発展が進まず、所得が低い状態から抜け出せない途上国が飢餓の地域なのです」といった政治経済に関する情報も頭に入りやすい。

終盤に、ご飯を残さず食べる、野菜や魚を調理する際には捨てる部分を少なくするなど、今すぐにできることがつづられており、飽食の時代と言われる現代だからこそ、考えなければいけない話題を投げ掛けてくる。

食品ロスや飢餓などの食に関する問題だけでなく、日本経済の営みまで幅広く学べる。

あなたへのお薦め

 
特集