とうちゃんは むしゃんよか

内田麟太郎 著
西村繁男 絵
光村教育図書
1300円+税

東京弁をばかにされたことを理由にあまり人と喋(しゃべ)ろうとしない「ハジメくん」と、妻を亡くしたことで精力を無くしてしまった「とうちゃん」の人間模様が、主人公「ヒデちゃん」の視点で描かれる絵本。

福岡県大牟田市で毎年7月に開催される夏祭り「おおむた『大蛇山』まつり」の開催に向け、とうちゃんは祭りの顔となる大蛇山を制作する。

ヒデちゃんに誘われて制作現場に来たハジメくんは、とうちゃんの「むしゃんよか」(「かっこいい」を意味する熊本弁)な姿に興味津々。ハジメくんは制作現場に連日足を運ぶようになり、次第にとうちゃんと仲を深め、お互いが抱える心の影を昇華させていく。

本文中、「かあちゃんが しなしてから、ぼーっと テレビばかり みとる」と方言でつづられており、舞台となっている福岡県の雰囲気を味わえる。

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