(鉄筆)政府の教育再生実行会議が……

政府の教育再生実行会議が7月20日、新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえた「ポストコロナ期における新たな学び」をテーマとする議論に着手したという報道を目にした(本紙7月30日付)。

会議では、初等中等教育について、学校のICT環境を進める中、対面指導とオンライン授業のハイブリッド化や少人数学級の「計画的整備」を検討し、来年5月をめどに提言をまとめるという。

確かに学校休校が長引き、学びの遅れ、地域や学校間の格差が指摘される中で、子供たちの学びを保障するには、対面指導とオンライン授業のハイブリッド化、少人数学級の実現が喫緊の課題であり、極めて時宜にかなった施策ではある。しかし、「Withコロナ」期はともかく、「ポストコロナ」期の施策としてはもう一歩突っ込んだ検討があってもよいのではないか。

新型コロナは現在に至っても相変わらず猛威を振るっている。今後、秋から冬にかけての感染拡大も懸念され、その終息は全く先行きが見通せない。そうした中、子供たちは学びの遅れを取り戻すようせかされ、心身共に疲れ切っているように思われる。

「ポストコロナ」期に求められることは、子供たちに、時間的にも精神的にもゆとりある学校生活を送らせ、新たな「学校の日常」を取り戻すことではないだろうか。

そのために、今回の施策の早急な具体化と、改めて、「何を学ぶか」の「何」に当たる教育内容の徹底した議論を通して、教科の再編成をも視野に入れつつ、精選・重点化を図ることが必要と考える。一考を願いたい。

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