ポスト・コロナショックの学校で教師が考えておきたいこと

長期にわたった休校期間を経て、学校は新しい生活様式を取り入れながら順次再開し、多くの児童生徒たちが笑顔で学校に戻ってきた。

東洋館出版社 編
東洋館出版社
1700円+税

教師も、そして子供たちも、当たり前に存在していた学校についてさまざまな思いを抱き、考え、学校の価値を改めて考え直すきっかけになったはずである。再開に当たっては、3つの密をいかに解消するか、その対応に苦慮しながらの学校運営が続いている。

突然の休校という不測の事態に陥り、学校は子供たちの学びをどのように保障していくのかという大きな課題に直面した。各自治体、各学校は試行錯誤を重ね、課題の提供、動画配信、オンライン授業などによって学びを支えたが、結果、教育の格差が露呈したという声も少なくない。

しかし、コロナ禍で配慮しなければいけないのは学習面でのフォローだけではない。本書は、ポスト・コロナショックの学校が直面するであろう課題をあらゆる角度から整理したものである。

非日常で不安にさらされた心の傷にどう寄り添うべきか、増加が懸念される虐待問題やいじめへの対応など、子供たちの心のケアや家庭との関わり方などについて学ぶべき点は多いと思う。

教育に携わる多岐の分野の有識者25人が、想定される課題と対応策を幅広い切り口でまとめている。オンライン授業の取り組み事例や、ポスト・コロナショックの今取り組みたい授業づくり、学校運営についても多くの知恵が示されている。

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