(鉄筆)池江璃花子選手が……

池江璃花子選手が1年7カ月ぶりに戻ってきた。8月29日の東京都水泳協会主催の特別大会で50メートル自由型に出場した。

20歳の再挑戦。結果は26.32秒で10月の日本学生選手権参加の標準記録は突破した。レース後「いい形でリスタートできた。第二の水泳人生の始まりかなと思う」と述べていた。

昨年2月に発病、12月に退院した後に姿を見せたときは痩せ細っていた。「思ったより数十倍、数百倍、数千倍しんどい」と洩らしていた。それでも負けたくないと頑張り、「病気になったからこそ分かったこと、考えられたことがあった」と語っていた。

初めは練習についていけなかった。不安だったろう。でもいよいよ始まった第二の水泳人生へのチャレンジ、頑張ってほしいが、体も大切にしてほしい。

同大会でもう一人目を引いた選手がいる。長谷川涼香選手だ。女子200メートルバタフライで昨年の世界選手権金メダル相当の記録で圧勝。長谷川選手はリオ五輪、昨年の世界選手権共に準決勝で敗退した。もう駄目と心が折れかけた。

東京五輪延期が決まってから上半身を鍛え直すなどして再挑戦してきた。その結果本人も周囲も驚く結果を出した。彼女も池江選手と同じ20歳だ。来年の五輪を期待したい。

8月30日にゴルフでプロ初優勝から2連勝した笹生優花プロは19歳。10代の連続優勝は3人目という快挙。「将来は世界一になること」という夢があるという。

本欄でも取り上げていた藤井聡太棋聖は王位も獲得し8段になった。若い人の頑張りやチャレンジは頼もしい。心から応援したくなる。

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