(鉄筆)小学2年生が……

小学2年生が「マスクをするのがうっとうしい、給食をお代わりできないのが悲しい」と言う。6年生は「楽しみにしていた1年生のお世話ができなくなり、運動会は延期、夏の林間学園も中止、学芸会もどうなるのか心配。思い出に残るようなことが一つもないし、友達と一緒にやったと思えることもない」と悲痛な声。

『小学校時報9』(編集・全国連合小学校長会)の「巻頭言」での大字弘一郎対策部長が紹介した子供の声だ。これを受けて氏は「子供たちのために大事にしてきた活動がすっぽりと抜け落ちていました」「学校という場でなければできないことをやらなければ、それは学校教育の危機です」「本当に大切なことは何かを考え、どうすれば実現できるのか知恵を絞り、周りを巻き込みながら前に進む校長でありたい」と決意を示す。

全国各地・各学校の子供の声は同じであろう。そして全国の校長の思いも一つであろう。コロナ禍の非常時ではあるが、ぜひ子供たちにとって楽しい学校づくりを進めてもらいたい。

遠足や移動教室がなくなったある地区では、普段行かない隣の地区を巡って広く地域を学ぶ学習を取り入れている。最近の報道では、遠距離の旅行ではなく短時間で楽しめる郊外や近隣地区を巡る小旅行が広がっているという。

学校でも一つの方法として子供たちも普段行かない近隣地区を巡りいろいろな出会いを楽しむこともよいのではないか。各地区が交流して可能な限りの協力により子供たちにそうした機会を用意してほしい。これは地域のためにもなるのではないか。