(鉄筆)菅政権がスタートした。……

菅政権がスタートした。萩生田光一文科相が再任されこれまでの教育路線がおおむね継続されることとなった。

菅義偉首相が教育関係の政策を口にしたのは「GIGAスクール構想」が最初と記憶する。もっともこれは同首相が官房長官時代に主張したマイナンバー制度について国と地方のデジタル基盤の抜本的改革との関連から出た発言であるが。いずれにしても学校のICT化促進につながる喜ばしい話だ。今後は萩生田文科相がいかに学校目線に立った政策を打ち出すかである。

ついでに言えば、学校のICT化の中には不登校児童生徒に対する対策を入れることも忘れないでもらいたい。昨年10月25日に文科省から出された通知文「不登校児童生徒への支援の在り方について」にあるように、引きこもり児童生徒への支援のためのICTなどを活用した学習指導に対する指導要録上の出席扱いが学校長の判断で認められるようになった。

しかし、当該の教育委員会や学校、あるいは児童生徒の家庭にICT環境が整備されていなければ「絵に描いた餅」になってしまう。また、そうした子供たちの指導に当たる人員の確保も同様である。

地方財政の格差は今に始まった問題ではないが、就学年齢層の学業放棄は今後の国の経済の活性化を停滞させることにつながる。デジタル基盤の抜本的改革の根本は学校のICT化促進にかかっていると言っても過言ではない。地方格差によってICT化促進に支障を来さぬよう次年度予算編成に萩生田文科相は菅首相との協議を通しながら取り組んでもらいたい。

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