(鉄筆)コロナ禍は人の心にも……

コロナ禍は人の心にも悪影響を及ぼしている。民間の調査会社が全国の医療関係者にアンケートを取ったところ、コロナ禍による生活環境の変化で増えた疾患について4割近くが精神疾患を挙げたという。

小中学校を狙った爆破予告が全校で相次いでいることを本紙10月5日号で報じた。社会全体が重苦しい雰囲気に包まれた時、弱者に対する嫌がらせが多発するが、爆破予告の犯人もコロナ禍による心の病を抱えた人間なのかもしれない。

かつてある教育委員会で、所管する地域内の7つの小中学校に突然「指定口座に500万円を振り込め。警察に連絡したら子供たちを殺す」といった手紙が届いたことがある。

各校長から連絡を受けた後教育委員会が出した指示は「情報は管理職止まり」「教職員や保護者には不審者出没の情報を流し振り込み期限の日まで地域巡回を続けること」の2点。警察には通報し相談した上での判断であった。

結局、犯人は3週間後に逮捕され、その日各学校では保護者会を開き校長が状況説明を行った。保護者はそれまでの校長の取った判断を支持してくれ一件落着となった。

その時印象深かったのは警察の捜査力である。犯人からの手紙の分析、金銭トラブルを抱える容疑者リストのチェックと聞き込みなど改めて日本の警察の優秀さを感じた。

SNSの普及などIT化が進む現代でもその捜査力の高さは変わらない。爆破予告犯人の一日でも早い逮捕を願うのみである。なお、逮捕後の情報公開が再発防止につながることも管理職は忘れないでもらいたい。

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