俳句ステップ!

おおぎやなぎちか 著
イシヤマアズサ 絵
佼成出版社
1300円+税

口下手でクラスでも目立たない存在の七実は、公園で出会ったおばあさんに教えてもらいながら、ひそかに俳句を作っている。ある日、遠足に行った先で七実は俳句を作り、こっそりメモしておいた。「さる山のさるにとられた春ぼうし」。この俳句が、市の俳句大会で見事大賞に選ばれたのだが、先生が発表した作者は七実ではなく別の女の子で…。

盗作されたと知っても、七実は言い出せず憂鬱(ゆううつ)な気持ちで学校に通う。おばあさんから「嫌なことがあったらそれを俳句にしたらいいのよ」と言われ、自分の気持ちを表現したことをきっかけに、七実は初めて友達と向き合う。

五七五に込める俳句の奥深い魅力、友達と心を通わせる楽しさに気付き、心も強くなっていく七実。読者も心温まり、思わず一句作りたくなる。

あなたへのお薦め

 
特集