キャラメル色のわたし

シャロン・M・ドレイパー 作
すずき出版
1600円+税

アフリカ系アメリカ人の有名な作者が書き、アメリカで大きな話題になった1冊。両親の離婚と人種差別という2つのテーマを深く考えさせられる。

主人公は黒人の父と白人の母をもつ11歳の少女、イザベラ。ピアノの才能があり、学校には何でも話せる親友もいる。ところが、両親の離婚を機に1週間ごとに父親と母親の家を行き来する生活が始まる。適応しようと努力するも、まるで自分が半分に切られているように感じ苦しい毎日を過ごす。肌の色から黒人としての誇りを持ちながらも、自分が黒人なのか白人なのか、アイデンティティーの問題にも悩み始める。

大事なピアノの演奏会の日に、誤って警官に拘束されイザベラに銃を向けられるという悲劇が起こる。ところが悲劇の先には、イザベラが願っていた家族の「調和」が待っていた…。

あなたへのお薦め

 
特集