とどけ、サルハシ!

葦原かも 著
小峰書店
1100円+税

図工の時間、りょうは隣の席のさやかちゃんの絵をうっかり汚してしまう。心の中では謝ろうと思いつつも言葉にできずにいると、友達だけでなく先生からもとがめられ、思わず校庭に飛び出してしまった。

りょうが鉄棒にぶら下がりながら空虚感を持て余していると、テナガザルのドンドコに話しかけられる。りょうはさやかちゃんに謝りたかったけど謝れなかったことを相談すると、言葉にしなくても自分の気持ちを相手に伝えられる不思議な指輪・サルハシを貸してもらう。

ただ、サルハシの力を使っても、思うように自分の気持ちを伝えられずに焦ってしまうりょう。果たして謝り、仲直りすることはできるのだろうか。

ファンタジーの要素をふんだんに盛り込みつつも、子供の持つ繊細さや不器用さが丁寧に描かれている。

あなたへのお薦め

 
特集