(鉄筆)コロナ禍の年賀状……

コロナ禍の令和3年正月、今年もたくさんの賀状をいただいた。かつての同僚や仲間の多くはリタイヤの様子を伝えてくる。趣味やスポーツ、旅行などを楽しむ姿、ミニ農業に励む姿、健康維持のため水泳やウォーキングを始めたことなど…。元気であればいい。

近年は、「今年で賀状を終わりにする」というあいさつも出始めた。病気故もある。どうぞお元気で。一方、かつての新採や若手の教員の子供たちや家族の写真をほほ笑ましく見つめる。校長時代に誕生を祝った子がこんなに大きくなったのかと、改めて年を重ねたことを確認させられる。管理職からはコロナ禍を乗り切る気構えや決意が届き頼もしく思う。

毎年、かなりの数の賀状を書く。そろそろ減らしたらと言われる。書いていると相手との出会いや当時のエピソードなどが鮮明に思い出される。いただいた賀状からは、今の様子や新年の抱負、期待などが伺え、応援したくなる。負けずに頑張ろうという気になる。年に一度の賀状交流のよさだ。

今年の賀状に特色を感じた。新年への思いや願い、希望や豊富などを一文添えるものが増えた。これもコロナの影響か。これまでは賀詞のあいさつだけのものが結構あった。「何か一言書けや」と賀状に向かってつぶやいたが、今年はほとんどなかった。

それだけに読んでいて楽しく時間もかかった。今は小さい子供たちとの賀状交換はない。コロナ禍の中、子供たちは年賀状にどんな思いを書いたのだろうか、賀状を読んで何を考えたのだろうか。新年への思いや願い、希望を持ってくれますように。