きみの声がききたくて

オーウェン・コルファー 著 P.J.リンチ 絵
文研出版
1400円+税

両親の都合でおじいちゃんの家に滞在することになった少年“パトリック”。新しい土地に来たことによる不安感を和らげるため、犬を飼うことを許可されたパトリックは動物保護センターに足を運ぶ。

そこで、パトリックはブリーダーにも飼い主にも虐待された子犬〝オズ〟を飼うことに決める。過去のトラウマから人間に対して警戒心をむき出しにするオズに苦心するが、辛抱強く献身的な世話を続けたパトリックに次第に心を開くようになる。

そして、オズとパトリックの間に友情が芽生え、幸せな時間を過ごしていたが、あることをきっかけにパトリックはオズを保護センターに戻すことを決断する。

理不尽なことから立ち直る時、そこには必ず誰かの優しさがある。読後、誰かの心に寄り添ってあげたくなる一冊だ。