どの子も漢字の時間が待ち遠しくなる! 漢字定着5システム指導法 5つの場で定着する子ども熱中指導術

福山憲市 著
明治図書出版
2100円+税

学校で行う漢字学習というと、「音読み・訓読み・部首・画数・書き順・熟語」を解説し、書く練習をさせるという方法が一般的ではないだろうか。定着のために、統一のドリルを宿題として課しているケースも多いはずだ。

漢字は、さほど苦労せず習得できる子がいる一方で、「なかなか覚えられない」「すぐ忘れる」など、苦手意識をもつ子も少なくない。「漢字学習は面倒くさい」「つまらない」といった意見も耳にする。

そんなマイナスイメージのある漢字をいかに楽しく学ばせるか、そのための「場作り」を提案しているのが本書である。著者いわく、子供は楽しければ「覚えて」と言わなくても自然と漢字を覚えるものだという。自らが実践してきた、ちょっとした手間と工夫を積み重ねた漢字指導法を惜しみなく伝授している。

ポイントは、「漢字に出会うことが楽しくなるように仕掛ける」こと。これまでの指導法に少し手を入れることで、学年問わず全員が「漢字大好きっ子」に変わっていったという。

工夫を仕掛けるのは「授業・教室環境・テスト・宿題・自学」の5つの場。宿題として「点つなぎ型」「暗号型」「迷路型」などのオリジナルプリントを用意したり、「答えを見ていい漢字テスト」、ある漢字を3分以内に20個見つける「漢字探しタイム」などアイデアが満載である。全ては難しいが、一部だけなら取り入れることができそうだ。