(鉄筆)危機意識を新たに見直しを……

2月13日午後11時8分、福島県沖を震源とする地震があり、福島県や宮城県で最大震度6強を観測した。この地震で10年前の東日本大震災を思い出した人も多いだろう。

2011年3月11日、午後2時46分、東北地方太平洋岸沖を震源とするマグニチュード9.0という日本観測史上最大規模の地震が発生した。地震と津波、関連する原因で多くの人が犠牲になった。

地震の時刻が午後2時46分という時刻であったため、学校では授業中や下校指導中で校舎内に児童生徒がいた学年、すでに児童生徒が学校を出て帰途についていた学年、あるいは校外学習の途中の学年などもあり、その状況は一様ではなかった。電話やメールなどの連絡手段が使えなくなっていた。

各学校ではこの震災で得た教訓を踏まえて「想定外はない」という前提で、真剣に危機管理マニュアルや避難訓練の内容や方法の見直しを行った。今、学校では多くのベテランの教員が退職し、教員として東日本大震災を経験したことのない教員も多い。学校では地震や津波などさまざまな災害に対しての危機意識が薄れていないか。危機管理マニュアルは棚の隅で埃をかぶっていないか。避難訓練は形式的に行われてはいないか。

19年10月、学校に対して児童の安全確保のため地域住民よりはるかに高いレベルの防災知識や経験を求める判決が確定した。コロナ禍の中、避難をする際にも3密を避けるなど感染を防ぐ配慮も必要になっている。東日本大震災から10年、危機意識を新たにし、危機管理マニュアルや避難訓練を見直す時に来ている。