渋沢栄一伝 日本の未来を変えた男

小前亮 作
小峰書店
1650円(税込)

「日本資本主義の父」と呼ばれ、明治日本の経済発展に大きく貢献した渋沢栄一。2021年の大河ドラマ「青天を衝け」の主人公、24年からは新1万円札の顔となることから改めて注目が集まっている。激動の時代を生き抜いた、その波乱と冒険に満ちた生涯を描いた歴史青春ストーリーである。

第一部「立志編」では、農家に生まれ、討幕派、幕臣、新政府の役人と立場を変えながら34歳で念願の商売の世界に飛び込むまでの半生を描く。第二部「知名編」では、実業家として約500の企業を育て、福祉、教育、社会平和など幅広い分野で活躍した功績を、続く第三部で、渋沢栄一と関係の深かった「明治時代の実業家たち」を紹介している。

先人の生き方に触れ、未来をよりよくするためのエネルギーを受け取れる1冊である。