GIGAスクールで実現する新しい学び

赤堀侃司・堀田龍也・久保田善彦 監修 
つくば市教育局総合教育研究所・つくば市立みどりの学園義務教育学校 編著
東京書籍
1600円(税込)

GIGAスクール構想による1人1台のパソコン整備計画とコロナパンデミックによって、学校教育、子供の学びのスタイルが大きく変化しようとしている。昨年長期にわたった休校期間には、文科省が「子供の学びを止めない」を掲げ、オンライン学習をはじめ各学校でさまざまな取り組みが行われた。

本書は、公立小学校でありながら先進的ICT教育で学力向上を図り、コロナ休校翌日からオンライン学習をスタートさせた茨城県つくば市のみどりの学園義務教育学校の実践事例を中心に紹介している。決してICTに明るい教師ばかりではなかったが、成功の秘訣(ひけつ)は、教職員集団も学びを止めずチャレンジを続けたことだったという。

第3章「学びを止めない、みどりの学園休校中のオンライン学習」では、「オンライン動画」を一からどのように作っていったのか、工夫した点や留意点、機材などの解説、各学年で作った動画の内容までを細かく紹介している。

第4章の「1人1台環境で実現する新しい学びの実践事例」では、小1から行われるプログラミング学習、ロボットを使った英語学習の他、SDGsを解決するためのSTEAM教育などを解説。各学年、教科の授業で発達段階に応じた教育をどのように行っているのか、38の実践例がまとめられている。どんな年代の教師にも取り入れられる点が多いはずなので、ぜひ参考にしてもらえたらと思う。