(鉄筆)働き方改革とキャリア教育……

コロナ禍の中で働き方が変わりつつある。働き方改革でテレワークに移行する企業が増えているが、新たに「ジョブ型」の働き方が注目されているそうだ。

わが国の企業の正社員の多くは仕事内容を限定せずに会社に就職(就社)し、転職を含む配置転換を繰り返していろいろな業務を経験してキャリアを積んでいく、「メンバーシップ型」といわれる。ジョブ型は会社に就職するというより特定の仕事内容やポジションに就く(就職)という考え方。米国などで多い働き方だ。

メンバーシップ型は人に対して仕事を割り当てる。仕事の内容は限定せず、会社の都合により配置換えや転勤が行われるが、雇用は安定している。ジョブ型は仕事に対して人を割り当てる。専門性を生かせるよさがあるが、会社の方針で契約終了になる可能性もある。

コロナ禍により働き方改革を進める企業では転勤あるいは転勤による単身赴任の見直しを行っているところがある。テレワークが社会に広がりどこにいても同じように仕事ができる、時間や場所に限定されない働き方が広がる可能性が大きくなっているからのようだ。これからは働く人が会社任せではなく、どのような仕事をしたいか自らキャリアを考え判断することが求められる。

キャリア教育の重用性が浮かんでくる。メンバーシップ型とジョブ型のどちらを選択するか、どのような仕事の仕方が自分に合っているかなどを、社会から学びながら考えることを小学校時代から体験的に学びながら積み上げることを大切にしたい。