(鉄筆)松山英樹選手が優勝……

子供たちにとっての希望の星がまた一つ輝いた。ゴルフの世界最高峰マスターズ・トーナメントで松山英樹選手が優勝した。日本男子初のメジャー制覇。1936年の日本勢初挑戦から85年もかかった。レジェンド青木功選手をはじめとして何人もが跳ね返されてきた。

11年にアマチュアでマスターズに初挑戦。日本人で初のアマチュア最高位。11年は東日本大震災の年。東北福祉大にいた松山選手はマスターズ出場をためらったが、多くの人の後押しで出場に踏み切った。それが今日の出発点となった。

その後も活躍し、17年の全米オープンで2位までいった。しかし以後は低迷し、またダメなのかと思っていたところの優勝。この10年、体重を75キロから90キロに上げ肉体を鍛え、練習にひたすら打ち込んで技術を磨いた。「自分が正しいと思い過ぎていた」とこれまで付けなかったコーチからの指導を受けるなど精神面も充実。多くの人がプレー中の笑顔が印象に残ると語っていた。

周囲の人たちは松山選手について「本当に努力家、練習の申し子」「謙虚で周りへの気遣いを忘れない人」と語る。背中を押してくれた被災地への支援活動を今も続けている。

優勝記者会見で「テレビを見ている子供たちと5年後、10年後、この舞台で争うことができたら幸せ」「これからまだまだ活躍しないと、そういう子供たちにも目指したいと思ってもらえないかもしれない。10年、20年、長く活躍できるように頑張りたい」と語った。新たな夢の実現の日が来ることを楽しみに待ちたい。