GIGAスクール構想で変える!1人1台端末時代の授業づくり

樋口万太郎 著
明治図書出版
2090円(税込)

GIGAスクール構想によって、1人1台端末を前提とした新しい授業づくりが求められている。

「子供の問いからうまれる授業」を提案している著者が、1人1台端末時代の授業のつくり方や仕事術について、小6の授業現場での実践をもとに解説する本書。

特徴は、深い学びにつなげるために「見方・考え方を働かせる授業」づくりを実践している点だ。教師が一方的に教える「知識・技能」重視の授業から脱却し、「子供」が主役となり「見方・考え方」を働かせることが大切だと指摘する。目指すのは、教師が「知識・技能」を教える場面と、子供たち自らが「思考・判断・表現」する両方の場面を効果的に設計したハイブリッド型授業だ。そのためには、「促す」「任せる」「指示をするときは指示をする、教えるときは教える、考えさせるときは考えさせる、を明確にする」「見方・考え方を働かせることができる雰囲気をつくる」などが必要不可欠となる。教師自身の教育観をアップデートすることが最も重要だと訴える。

第2章では、「ICTを活用する教師側のよさ」「ICTを活用することで子供側が感じるよさ」などが紹介されている。改めて、なるほどと思う点が多い。第3章では、「見方・考え方を働かせる授業のためのタブレットPCの基本的操作11」や「タブレットPCの基本的操作を使用する場面例」などを解説。写真を交えて初歩的な内容が説明されており分かりやすい。