英語でビブリオバトル実践集

木村修平、近藤雪絵 編著
子どもの未来社
1980円(税込)

「本」を意味する“ビブリオ”と、「対戦」を意味する〝バトル〟をつなげたビブリオバトル。主なルールは、発表者が自分が面白いと思った本を5分間紹介し、各発表を聞いて発表者全員がディスカッションをした後、「一番読んでみたい」と思った本を投票で決めるというもの。本書はこのビブリオバトルを英語で実践する方法を指南する。

内容は4章に分けられ、中学校や大学、地域のイベントなど、ビブリオバトルが行われたさまざまな事例を掲載。実施までの経緯から当日の様子、終了後の発表者の感想まで記され、ビブリオバトルの主催に関する全体像を学べる。

第3章では東京経済大学の小田登志子准教授が、「本は薄くてよい」「『いいね!』という雰囲気づくり」といった、発表するハードルを下げることの留意点を指摘しており、主催者側だけでなく発表者側のケアも抜かりない。

さらに、「This book iseasyforanyone to read」「Ireallycanrecommend this book」といった発表する際に使い勝手のよい表現も満載。人前で英語を話すことの抵抗感を取り除く配慮がところどころに見られる。

英語力はもちろんだが、読書に対する関心や、日本人が苦手とされているプレゼン力や対話力を高めることが期待できそうだ。読了後には、学校現場に限らず、家庭や友達間でもやってみたくなる。