雨の日の地下トンネル

鎌田歩 作
アリス館
1540円(税込)

「つながる」をテーマに縁の下の力持ちを紹介するシリーズの第三作目。今回は、川の氾濫を防ぐためのトンネルや外郭放水路を中心に、雨が降った時の私たちが住む町の地下では、どのようなことが営まれているのかを迫力あるイラストを見ながら学習できる。

基本的にひらがなが並び、文章自体もあまり長くないため、幼児向けの絵本と勘違いしそうになるが、地下放水路の図解は大人であっても目を奪われるほどインパクト十分。見開きページとなっており、ダイナミックでありながらも、作業員の役割や水の勢いを弱める「調圧水槽」など、ほとんど目にすることはないが生きていく上で必要不可欠な人や機械を詳細に記す。

日常生活がいろいろな人に支えられていることを知り、働く人への感謝が芽生える内容である。