(鉄筆)手洗いの大切さを……

新型コロナウイルスの感染拡大防止に関わり文科省はこれまで、「新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル」で、大勢がよく手を触れるドアノブや手すり、スイッチなどは、1日1回、水拭きした後、消毒液を浸した布巾やペーパータオルで拭くことを示してきた。

4月28日、これを改訂し、児童生徒等の手洗いが適切に行われている場合には、これらの作業の省略を可能であるとした。「令和2年度教育委員会における学校の働き方改革のための取組状況調査」では、勤務時間の増加に作用する「教員による清掃・消毒作業」は小中とも約94%の自治体が域内のおおむねの学校で行われていたと回答。今回の改訂により、教職員の負担は若干軽減されるのではないか。

一方で、感染防止には子供たちの適切な手洗いが大切になる。ある小学校の教師が指導の前に自分の手洗いの状態を調べた。汚れに見立てたローションを手に塗って乾かし、その後、石鹸で手を洗いブラックライトに照らしてみたところ、かなり洗い残しがあることが分かり、自身の手洗いの仕方を反省したという。

文科省の「衛生管理マニュアル」では、「外から教室に入るとき」「咳やくしゃみ、鼻をかんだとき」「給食の前後」「掃除の後」「トイレの後」「共有のものを触ったとき」を手洗いの6つのタイミングとして示しているが、常に教師が指導できるわけではない。

手洗いをするのは子供自身である。子供自身に手洗いの大切さを認識させ、家庭とも連携してしっかりと洗えるようにしていくことが求められている。