10分あったら…

ジャン=クリストフ・ティクシエ 著
文研出版
1650円(税込)

父の失業をきっかけにパリから田舎町に引っ越してきた13歳のティム。両親が2日間外出するため、束の間のひとり暮らしを満喫できるとウキウキするティムだったが、父親から「あのなあ、もし10分あったら、おまえの部屋の壁紙はがすの、やっといてくれよ。ひまつぶしになるだろう」と頼まれる。

面倒に思いながらも作業を進めていると、はがした壁紙の下に「これはわたしの物語」という不思議な文字を発見する。そして、隣に住む少女・レアとともに壁紙をはがし続けていると、次々と謎のメッセージが見つかり、それらが10年前に今の家で起きた殺人事件や12年前に起きた銀行強盗事件と関係していることが明らかになっていく。

続きが気になる展開に加えて終始テンポが良く、ページをめくる手が止まらなくなる。