(鉄筆)子供たちはポツンと一軒家をどう見る……

「ポツンと一軒家」(制作・朝日放送テレビ)というテレビ番組がある。人里遠く離れてポツンとたたずむ一軒家を衛星写真から探す。その場所を求め車で近くの村里へ向かう。出会った人に場所や住人のことを尋ねる。道を親切に教え案内する人もいる。山中などの険しい道を巡って「あった!」とたどり着く。「いつから住んでいるのか」「なぜここなのか」「何をして暮らしているのか」など、話を聞く。番組の司会は所ジョージさん、林修さんの2人。

これだけの番組なのだが、毎週の視聴率は15%を越え、ランキング5位以内。なぜこんなに人気があるのか。住人たちの多くが先祖代々、祖父や親の代に切り開いたと言う。高齢の夫婦や一人暮らしがほとんど。自然の中で子育てする家族、アトリエや工房になどもまれにある。家や庭、畑などに歴史が刻まれている。

毎回、趣が違う。司会がどんな人がどのように住むのかを予想するが当たらない。住人に共通するのが、誰もが一軒家を愛している、住みやすいように手を入れる、切り開く、自然と共に生きている。皆幸せそう。

番組の最後に夫婦そろって縁台に腰掛け自然満載の景色を眺めている姿は理想郷にいる感じがする。時代はインターネットで情報が入り、買い物ができ、ドローンが運んでくれるようになる。

ポツンと一軒家はどうなるのだろうか。代替わりしていくのだろうか。多くの家のように朽ちていくのだろうか。いいなあと思っても住むには覚悟がいるだろう。今の若い人、子供たちはポツンと一軒家をどう見るのか聞いてみたい。

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