いえのなかといえのそとで

レウィン・ファム 著
廣済堂あかつき
1760円

新型コロナウイルスの感染拡大により、気軽に外出できなくなった社会の変化を表現した絵本。文字数は少ないながらも、ページいっぱいに描かれたキュートでありながら、どこかエモーショナルな絵と相まって、心に訴える独特な説得力がある。

医療従事者や救急隊員など外で闘っている人たちへの感謝がダイレクトに伝わる内容。誰かの助けがあって今の生活が成り立つことを思い出させる。

また、巻末のノンフィクション作家・柳田邦男氏の解説も読み応え十分。コロナ禍の変化だけではなく、アメリカが抱えている問題についても学習するきっかけを与える。

終わりの見えないパンデミックに不安を抱えている人は多い。しかし、ページをめくる手を進めていると、「昔のように笑える日がやってくる」と明るい気持ちにしてくれる。

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