GIGAスクール時代の学びを拓く! PC1人1台授業スタートブック

中川一史 赤堀侃司編著
ぎょうせい

GIGAスクール構想によって一気に進んだ1人1台端末環境。当初の目的は、PC、校内ネットワークなどハードウエアの調達や整備であったが、その目的がほぼ達成された今、求められるのは端末を活用した学校づくり、授業づくりへとシフトしている。

本書は、1人1台端末を活用したカリキュラムや指導法に焦点を当て、新しい授業を導入する際のポイントや実践手法、コツについて、事例を通して分かりやすく伝授する本である。

第1部の「理論編」では、今さら聞けないGIGAスクール構想の基本と、学校や教育委員会がすべきことを解説。

第2部は「事例編」。小学校、中学校、高校、特別支援学校での18の事例を取り上げる。校種、立場、導入進度が異なる各学校で、新たな授業づくりをどのように進めていったのか、苦労話も交え実際に担当した教員が執筆している。活動の様子が詳細に描かれており、端末画面などの写真、資料も盛りだくさんでイメージしやすい。

第3部の「研修編」は、ICT研修を多数実施してきたプロ講師による研修内容が紹介されている。プログラムの内容はもちろん、運営の方法、事前準備品まで解説されており、校内研修などですぐに活用できそうだ。

「授業から見えるイマドキ学生の苦手と得意」「変わりゆく子どもたちの遊び文化」など、途中に挟んであるコラムの内容も興味深いのでぜひ読んでもらいたい。

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