(鉄筆)しっかりと説明をして……

 総裁選再選を目指していた菅首相が不出馬を表明し退陣した。コロナ対策の低迷などによる支持率の低下や主要な選挙での敗退などにより党内の支持が得られなくなったからのようだ。

 政策では、ワクチン接種を半年で国民の50%近くに到達、デジタル庁の創設、携帯電話料金の値下げ、不妊治療への公的医療保険の適用、50年までに温室効果ガス排出量の実質ゼロの考えの表明など実績を上げてきたことも確かだ。仕事はしたが国民に説明不足と受け止める声が多い。

 結果を出せば国民の理解が得られると考えたがその通りにはならなかった。オリ・パラについても「安全・安心な大会の実現が政府の責務」と述べたが、一国のリーダーとしてコロナ禍のオリ・パラの在り方、夢や期待の表明は聞こえてこなかった。肝心なところの説明が不足していたことが致命傷になったのだろうか。

 よそ事ではない。コロナ禍の学校においてリーダーたる校長は安全・安心の掛け声だけでなく、子供たちの学校生活の様子、学校の取り組みを具体的に伝え説明しているだろうか。マスコミが各地域や学校の取り組みを伝えている。保護者はわが子の学校はどうか、参観などができないので不安に思っている。

 学校の感染対策、新しい生活様式での学習や生活、対面授業やオンラインでの授業、教育課程の実施状況、授業の進度、給食や清掃、休み時間などの姿、教職員の取り組みの工夫や努力の姿を伝え説明したい。具体的に伝え説明して、はじめて理解と安心が得られ、信頼されることを忘れないようにしよう。

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