ぼくの師匠はスーパーロボット

南田幹太 文
三木謙次 絵
佼成出版社
1430円

 舞台は各家庭にロボットがいる近未来。小学4年生の順一の家に昔かたぎなおじいちゃん型ロボット〝師匠〟がやってくる。

 順一は師匠がおじいちゃん型なので格好良くないと思い、また早朝に素振りをやらされることにも不満を抱く。しかし、師匠と交流する中で外に出て遊ぶことの面白さ、健康的な生活習慣の大切さを学び、次第に家族の一員として心を通わせていく――。

 「師匠の名前の由来」や「とある装置の出現」などほほ笑ましいエピソードや、失業中の順一の父親が奮起するエピソードなど、子供だけでなく大人でも読み応え十分。

 58歳にして本作がデビュー作となる著者だからこそ描ける、「時代が変わっても変わらなくても良いもの」に向き合わせてくれる。

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