この先を生む人「ティーチャーズ・イニシアティブ」の記録

一般社団法人 ティーチャーズ・イニシアティブ 編著
さくら社
1980円

 「主体的・対話的で深い学び」や「教え込みから引き出す学び」が新たに求められるようになり、教師自身がこれまで体験したことのない授業を手探りで学んでいかなくてはならない状況にある。一方、新たな学びに真摯(しんし)に向き合い頑張る教師ほど孤軍奮闘となりやすく、悩みを抱えていることが多いことから、志高い教師が集い学び合える場を作ろうと立ち上がったのが、本書をまとめた「ティーチャーズ・イニシアティブ」という一般社団法人である。

 主催する「21世紀ティーチャーズプログラム」には過去5年間で200人を超える「先生」が参加しており、本書では8人の「先生」を取り上げ、その変容と成長のストーリーがつづられている。

 「21世紀ティーチャーズプログラム」は、企業の人材育成やソーシャルセクターにおける社会課題解決、国際協力の領域で生まれた考え方を活用した新しい形の教育研修だ。まず教師自らが自分の信念や価値観に向き合い、それを自覚することからスタートし、異なる信念や考え方に触れ、自分の常識や価値観が揺らぎ、広がっていくような学びを体験し、実践していく。

 なぜ先生になりたかったのかという原点に立ち返って子供への接し方が変わった先生、「いい先生でありたい」との思いから解放されてありのままを出せるようになった先生など、多様な背景と考え方をもった8者8様のストーリーを読んでみてもらいたい。

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