(鉄筆)斎藤佑樹投手……

 プロ野球の斎藤佑樹投手(北海道日本ハムファイターズ)が引退した。10月17日のオリックス・バファローズ戦の7回に2年ぶりにマウンドに立った。打者1人に四球を与えて降板し、11年間の現役生活を終えた。

 高校時代に夏の甲子園で優勝し「ハンカチ王子」の愛称で人気を博した。6大学でも活躍し、プロではファイターズに入団。2012年の開幕投手に抜てきされ完投勝利した。インタビューで「何か持っている」と話し、活躍が大いに期待された。多くのファンに愛された。しかし、その後はけがなどで鳴かず飛ばず。通算89試合に登板、15勝26敗の成績で終わった。「11年間ずっと苦しかった」と語っている。今後は少し立ち止まって考えるとのこと。持っているものを再発見し、次の子供たちにつなげてほしい。

 同じ日、斎藤選手と甲子園で戦った田中将大投手(東北楽天ゴールデンイーグルス)が打ち込まれて天を仰ぐ姿が報じられていた。今シーズン後半戦未勝利。自己最悪の8敗目を喫した。

 どうしたのだろう。故野村克也監督が「マー君神の子不思議な子」と言い、故星野仙一監督の下で開幕から24勝無敗など数々の記録を残した。イーグルスのパリーグや日本シリーズ初優勝に貢献。その後のヤンキースでの活躍も目を見張るものがあった。

 今回、イーグルスに戻り大いに期待されただけに、多くのファンが残念がっていることだろう。降板後、ベンチでグローブを投げ付けている姿が放映されていた。その悔しさをバネに、子供たちに希望の星の雄姿をもう一度見せてほしい。

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