GIGAスクール構想で進化する学校、取り残される学校

平井聡一郎 編
教育開発研究所
2420円

 全国の小中学校に1人1台端末が整備され、ポスト・GIGAというICTを駆使した教育改革のフェーズに入ろうとしている。すでに多くの学校でICTを活用した授業づくり、学びが始まっている。順調に改革のスタートを切った「進化する学校」がある一方、いまだ道筋が描けず「取り残される学校」になりかねない学校が存在すると本書は指摘する。背景として、教育委員会の過剰な規制や学校管理職の消極的な姿勢が原因となっているケースが多いという。このままではチャレンジを続ける自治体・学校と、教育改革に着手しない自治体・学校の格差は広がるばかりである。

 この状況を何とかしようと、学校管理職主導の教育改革の方向性を示し、全ての学校が「進化する学校」になるためのコンパス的役割を果たそうと企画されたのが本書である。学校管理職、教育行政関係者に向けては、「デジタル化された学校とは何か?」「学校DXとは何か?」のイメージをつかめるように、各学校のICT活用のリーダーである教師に向けては、あるべき学校像をイメージしさらなるステップアップにつなげられるようまとめられている。

 構成は▽GIGAスクールを失敗させないために▽学校全体のICT化を進める▽授業・学びのICT化を進める▽成功の鍵を握る学校管理職▽成功する自治体、失敗する自治体▽GIGAスクールのその先へ▽これで解決!GIGAスクール1問1答――の7章。

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